学級の終わりが近づくと、毎年考えます。
「この1年、子どもたちに何を残せたんだろう」
通知表、写真、思い出の行事。どれも大切だけれど、“気持ち”として残るものは意外と少ない。
そこで以前、学級の締めくくりとして学級ソングを作ることにしました。
当時やったこと(ざっくり3ステップ)
- 学級の終わりに振り返りアンケートを実施(Googleフォーム)
- アンケート内容をAIに読み込ませ、歌詞を作ってもらう
- Suno(音楽生成AI)に歌詞を入力して、曲を生成する
やってみると、手間は少ないのに、得られるものが大きかったです。
まずは「振り返りアンケート」をGoogleフォームで取る
最初に行ったのはとてもシンプル。Googleフォームで振り返りアンケートを取りました。
質問は、例えばこんな感じです。
- この1年で一番楽しかったこと
- クラスの好きなところ
- 友達に伝えたいこと
- 自分が成長したと思うところ
- このクラスを一言で表すと?
ポイントは、
- 正解を求めない
- 文章の長さも自由
- 本音で書いてOK
このスタンスにしたことで、予想以上に温度のある言葉が集まりました。
最初は不安だったけど、今はこのクラスが大好き
失敗しても笑ってくれる雰囲気があった
○○くんがいつも声をかけてくれた
読んでいるだけで、胸が熱くなる内容ばかりでした。
集まった言葉をAIに渡して、歌詞にする
次にやったのが、アンケート結果をAIに読み込ませて歌詞を作ることです。
やったことは簡単で、
- 回答をまとめて貼り付ける
- 「この言葉をもとに学級ソングの歌詞を作ってください」と指示する
ここで意識したのは、きれいに整えすぎないこと。
子どもたちの少し不器用で素直な表現を、できるだけそのまま活かしてもらいました。
すると返ってきた歌詞が、もう…。
「これは、このクラスの物語だ」と思える内容でした。
Sunoに歌詞を入れて、本当に「歌」にする
最後の仕上げが、Suno(音楽生成AI)に歌詞を入力して曲を作ること。
歌詞を貼り付けて、こんなイメージを添えました。
- 明るめ
- 卒業ソング風
- みんなで歌えるテンポ
数分後、ちゃんと“歌”になった音源が完成。
最初は「ちょっとネタっぽいかな?」とも思っていたのですが、
再生した瞬間に考えが変わりました。
実際に作った学級ソングを紹介
ここからが本番です。
学級で、実際に作った学級ソングを流しました。
すると教室の空気が、一気に変わりました。
- 自分たちの言葉が歌になっている
- 友達の想いがフレーズとして聞こえる
- この1年が一気によみがえる
笑っている子もいれば、静かに聴き入っている子もいました。
曲が終わったあと、誰かがぽつっと言いました。
これ、ずっと覚えてる気がする
この一言で、心からやってよかったと思いました。
学級ソングは「思い出」以上の価値がある
今回やってみて感じたのは、学級ソングはただのイベントではないということ。
- 自分たちの1年を言語化する
- 仲間の存在を再確認する
- 「ここにいてよかった」と思える区切りになる
しかも、先生が全部考えなくていい。
子どもたちの言葉 × AIで作れる。
年度末の忙しい時期でも、時間をかけずに深い振り返りができる方法だと思います。
まとめ
学級の終わりに「歌」という形で1年を閉じる。
これは、子どもたちの記憶に残る学級経営の一つの選択肢だと思っています。
忙しい先生こそ、ぜひ一度、試してみてください。


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