頑張る方向を間違えない
第1回では、
「土台は学級経営」 という話をしました。
学級という土台が整っていないと、
どれだけ頑張っても仕事は減らない。
むしろ、頑張るほど忙しくなってしまう。
今回は、その次のステップです。
学級経営に目を向け始めた先生が、
次に必ずぶつかる壁。
それが――
「こんなに頑張っているのに、なぜかラクにならない」
という違和感です。
忙しさの原因は「頑張り不足」ではない
先に結論から言います。
この違和感の正体は、
努力不足ではありません。
多くの場合、
頑張る“方向”がズレているだけ です。
- 時間をかける場所
- 力を使うポイント
- 優先順位
ここがズレたままでは、
どれだけ真面目でも、忙しさは減りません。
真面目な先生ほど、間違えやすい
よくある頑張り方があります。
- 全部自分で把握しようとする
- 一つ一つを丁寧に対応しようとする
- ミスや抜けをなくそうとする
どれも、間違ってはいません。
むしろ「ちゃんとしている」行動です。
でも、この頑張り方には共通点があります。
それは――
自分が動き続ける前提で成り立っている
ということです。
この前提のままでは、
どこかで必ず限界が来ます。
「全部やる」「完璧を目指す」は、方向が違う
シゴデキ先生は、
「全部やる」ことを目指しません。
「完璧」をゴールにも置きません。
なぜなら、
それは“回らない形”だから です。
- 自分が休んだら止まる
- 一つ崩れたら立て直せない
- 毎回、気力で支える必要がある
これは努力の問題ではなく、
構造の問題 です。
頑張るべきは「回る形」をつくること
では、どこに力を使うのか。
答えはシンプルです。
頑張るべきなのは、
「うまくやること」ではなく、「回る形をつくること」。
- 多少抜けても破綻しない
- 自分が前に出続けなくても進む
- 同じやり方を毎日繰り返せる
ここにエネルギーを使います。
「今日は100点」より、
「明日も同じことができるか」
を大事にします。
一時的な評価より、続く選択を
学校現場では、
「頑張っている姿」が評価されやすい場面もあります。
でも、
その評価のために消耗してしまっては意味がありません。
シゴデキ先生は、
一時的に評価される頑張りより、長く続く選択 を取ります。
- 80点でも続く
- 自分がいなくても回る
- 疲れず、折れず、続けられる
これは手抜きではありません。
プロとしての判断 です。
プロ野球選手のピッチャーは、1試合通して常に全力投球をしているわけではありません。
7割8割の力で常に投げ続け、ここぞの場面で全力投球を使います。
投げ続けるためには、余力を残すことが大切なのです。
正しい方向に、力を使う
まとめます。
忙しさを減らすために必要なのは、
「もっと頑張ること」ではありません。
正しい方向に、力を使うこと。
- 全部やろうとしない
- 完璧を目指さない
- 回る形を優先する
これが、
シゴデキ先生のスタンスです。
次回は、
「完璧を目指さない」 をテーマに、
なぜ真面目な先生ほど動けなくなるのか、
そして「70点で回す」考え方を具体的に掘り下げていきます。



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