第2回|シゴデキ先生のスタンス講座「頑張る方向を間違えない」

教員としてのスタンス

頑張る方向を間違えない

第1回では、

「土台は学級経営」 という話をしました。

学級という土台が整っていないと、

どれだけ頑張っても仕事は減らない。

むしろ、頑張るほど忙しくなってしまう。

今回は、その次のステップです。

学級経営に目を向け始めた先生が、

次に必ずぶつかる壁。

それが――

「こんなに頑張っているのに、なぜかラクにならない」

という違和感です。


忙しさの原因は「頑張り不足」ではない

先に結論から言います。

この違和感の正体は、

努力不足ではありません。

多くの場合、

頑張る“方向”がズレているだけ です。

  • 時間をかける場所
  • 力を使うポイント
  • 優先順位

ここがズレたままでは、

どれだけ真面目でも、忙しさは減りません。


真面目な先生ほど、間違えやすい

よくある頑張り方があります。

  • 全部自分で把握しようとする
  • 一つ一つを丁寧に対応しようとする
  • ミスや抜けをなくそうとする

どれも、間違ってはいません。

むしろ「ちゃんとしている」行動です。

でも、この頑張り方には共通点があります。

それは――

自分が動き続ける前提で成り立っている

ということです。

この前提のままでは、

どこかで必ず限界が来ます


「全部やる」「完璧を目指す」は、方向が違う

シゴデキ先生は、

「全部やる」ことを目指しません。

「完璧」をゴールにも置きません。

なぜなら、

それは“回らない形”だから です。

  • 自分が休んだら止まる
  • 一つ崩れたら立て直せない
  • 毎回、気力で支える必要がある

これは努力の問題ではなく、

構造の問題 です。


頑張るべきは「回る形」をつくること

では、どこに力を使うのか。

答えはシンプルです。

頑張るべきなのは、

「うまくやること」ではなく、「回る形をつくること」。

  • 多少抜けても破綻しない
  • 自分が前に出続けなくても進む
  • 同じやり方を毎日繰り返せる

ここにエネルギーを使います。

「今日は100点」より、

「明日も同じことができるか」

を大事にします。


一時的な評価より、続く選択を

学校現場では、

「頑張っている姿」が評価されやすい場面もあります。

でも、

その評価のために消耗してしまっては意味がありません。

シゴデキ先生は、

一時的に評価される頑張りより、長く続く選択 を取ります。

  • 80点でも続く
  • 自分がいなくても回る
  • 疲れず、折れず、続けられる

これは手抜きではありません。

プロとしての判断 です。

プロ野球選手のピッチャーは、1試合通して常に全力投球をしているわけではありません。

7割8割の力で常に投げ続け、ここぞの場面で全力投球を使います。

投げ続けるためには、余力を残すことが大切なのです。


正しい方向に、力を使う

まとめます。

忙しさを減らすために必要なのは、

「もっと頑張ること」ではありません。

正しい方向に、力を使うこと。

  • 全部やろうとしない
  • 完璧を目指さない
  • 回る形を優先する

これが、

シゴデキ先生のスタンスです。

次回は、

「完璧を目指さない」 をテーマに、

なぜ真面目な先生ほど動けなくなるのか、

そして「70点で回す」考え方を具体的に掘り下げていきます。

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