楽する人ほど続く
――続かない原因は、怠け心ではない
第4回では、
「時間は意思決定で決まる」 という話をしました。
忙しさの正体は、仕事量ではなく、
その場その場で“決め続けていること”。
判断基準を先に決めるだけで、
時間も気力も戻ってくる、という話でした。
今回は、その先です。
テーマは、
「楽する人ほど続く」。
この言葉、少しドキッとするかもしれません。
「楽をする=悪」という思い込み
学校現場には、
こんな空気が残っています。
- 楽をしてはいけない
- 忙しい方が真面目
- 大変な方が頑張っている
その中で、
「楽をしよう」と言うと、
どこか後ろめたさを感じる先生も多いはずです。
でも、ここではっきりさせておきます。
続いている人は、例外なく“楽をしている”
という事実です。
続かない人は「気合」でやろうとする
うまくいかなくなる典型パターンがあります。
- よし、今度こそ頑張ろう
- 今学期は本気でやる
- 忙しくても踏ん張る
このスタート、悪くありません。
でも、前提が間違っています。
それは、
「自分の気合は長持ちする」
という前提です。
気合は、
疲れたら落ちる
忙しくなったら消える
トラブルが起きたら吹き飛ぶ
だから、
気合前提のやり方は、必ず崩れます。
シゴデキ先生は「しんどい形」を選ばない
シゴデキ先生が大事にしている基準があります。
それは、
「これ、しんどくないか?」
- 毎日続けられるか
- 体調が悪い日でもできるか
- 忙しい週でも崩れないか
ここをクリアしないやり方は、
最初から採用しません。
「正しいか」より先に、
「楽かどうか」 を見る。
これが、続く人の思考です。
楽する=手を抜く、ではない
ここも大事なところです。
「楽する」と聞くと、
- 適当にやる
- 責任を放棄する
- 質を下げる
こう想像されがちですが、違います。
楽するとは、
- 力を使う場所を絞る
- 毎回やらなくていい形にする
- 頑張らなくても回る設計にする
ということ。
つまり、
楽をするために、先に考えている
という状態です。
楽な形ほど、再現性が高い
楽なやり方には、もう一つメリットがあります。
それは、
再現性が高い こと。
- 自分が疲れていてもできる
- 誰がやっても同じ形になる
- 学年が変わっても使える
逆に、
頑張らないとできないやり方は、
自分専用で終わります。
学級経営も、働き方も、続くものほど「楽」です。
再現性があることで、他の先生たちにもそのやり方を享受できる。
これこそシゴデキ先生の真髄です。
楽を選べる人が、結果を出す
結果を出している先生をよく見ると、
- 静かに
- 淡々と
- 無理なく
仕事をしています。
派手さはありません。
でも、崩れません。
楽を選ぶ人は、
長く立ち続けられる。
それが結果として、
一番大きな成果につながります。
「楽かどうか」を判断基準に入れる
最後に、今日から使える視点を一つ。
何か新しいことを始める前に、
こう自分に聞いてみてください。
「これ、楽かな?」
もし
「しんどそう」
「続かなさそう」
と思ったら、設計を変える。
それは甘えではありません。
続けるための戦略 です。
次回は、
第6回「一人で抱えない」。
なぜシゴデキ先生ほど、
「任せる」「頼る」ことができるのか。
どこまで手放していいのか。
そこを、具体的に書いていきます。
(第6回へ続く)



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