第7回 シゴデキ先生のスタンス講座「全部変えなくていい」

教員としてのスタンス

全部変えなくていい

――変われない理由は、覚悟不足ではない

第1回からここまで、

シゴデキ先生のスタンスとして、次のことを扱ってきました。

  • 土台は学級経営
  • 頑張る方向を間違えない
  • 完璧を目指さない
  • 時間は意思決定で決まる
  • 楽する人ほど続く
  • 一人で抱えない

ここまで読んで、

こう感じている先生もいるかもしれません。

全部やらなきゃいけない気がして、逆にしんどい

でも、最終回で一番伝えたいことは、これです。

全部変えなくていい。


「変わりたいのに動けない」本当の理由

働き方や学級経営を変えたいと思っている先生ほど、

こんな状態に陥りがちです。

  • 考えすぎて動けない
  • どこから手をつけていいか分からない
  • 中途半端に変えるのが怖い

これは、やる気がないからでも、

覚悟が足りないからでもありません。

「全部を一度に変えようとしている」

それだけです。


全部変えようとすると、現場では破綻する

学校現場は、

想像以上に“変化に弱い”環境です。

  • 時間割は固定
  • 行事は詰まっている
  • 突発対応が日常
  • 周囲との足並みも必要

この中で、

働き方も、学級経営も、考え方も、

一気に変えようとすれば、必ず無理が出ます。

だから、

変わらないのではなく、変えすぎている

という状態が起きる。


シゴデキ先生は「残すもの」を決めている

ここで、

シゴデキ先生の一番大事な視点です。

シゴデキ先生は、

「何を変えるか」より先に、

「何を変えないか」 を決めています。

  • 今のやり方で回っている部分
  • 自分に合っている習慣
  • 無理なく続いている型

これらは、

無理に手放しません。

変えるのは、

一番しんどい一か所だけ。


変化は「一か所」で十分

不思議なことに、

一か所変わると、他も連動して変わります

  • 判断が減る
  • 注意が減る
  • 気力の消耗が減る

すると、

「あれ、前よりラクかも」

という感覚が生まれる。

この感覚があるから、

次の一歩に進める。

つまり、

全部変えなくていい。

一か所変わればいい。


変えないことは、逃げではない

「変えない」という選択に、

罪悪感を持つ必要はありません。

  • 今は余裕がない
  • 今は時期じゃない
  • 今は守りたい

そう判断するのも、

立派な意思決定です。

むしろ、

無理に変え続けて壊れる方が、

ずっとリスクが高い。


スタンスは「積み上げ」でできる

このスタンス講座で扱ってきたことは、

どれも即効性のあるテクニックではありません。

でも、

一度身につくと、戻りにくい

  • 頑張りすぎなくなる
  • 判断に迷いにくくなる
  • 忙しさが再発しにくくなる

だからこそ、

一気にやらなくていい。


シゴデキ先生は「変わり続ける人」ではない

最後に、

シゴデキ先生像を、もう一度はっきりさせます。

シゴデキ先生は、

常に改革し続ける人ではありません。

崩れない人 です。

  • 土台があって
  • 判断基準があって
  • 無理をしない設計があって

だから、

必要なときに、

少しずつ変えられる。


まとめ:今日、変えるのは一つだけでいい

このシリーズを通して伝えたかったのは、

「すごい先生になる方法」ではありません。

続けられる先生でいる方法 です。

もし今日、

何か一つだけ変えるなら。

  • 判断を一つ減らす
  • 仕事を一つ手放す
  • 完璧を一つやめる

それで十分です。

それができたあなたは、

もう立派な

シゴデキ先生 です。

(スタンス講座・完)

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